ひまわりのたね通信

地方議会の不祥事が続いた一年でした。

 今年の漢字一文字はと聞かれたら「怠」「詐」「欺」「搾」これらが浮かんできます。「怠」は議会は怠け者の楽園と化している。「詐」「欺」は欺くという意味から政務活動費の不正。「搾」は市民に帰属すべき利得を不正に取得することです。富山市議会、岐阜市議会に代表される政務活動費の不正。「勘違い」「誤記入」などでは済まされないはずなのですが、それを通してしまうことは不正(詐欺、搾取)の片棒を担ぐことになります。また、常滑市議会では詐欺罪、葉山町議会では覚せい剤、その他 飲酒運転、傷害、横領、保険金詐欺等々様々犯罪行為が横行しています。地方議員の犯罪・不正の発生率はひょっとすると日本一なのでは?と思ってしまうぐらいです。
 やはり次のコラムにあるような事が現実となっている現状を変えなければ地方の明るい未来はありませんね。


 
 手抜きをしようと思えば、いくらでもできる。そんな彼らはもっぱら、次の選挙に勝ち抜くための集票活動や票固めに力を入れるのだ。住民のためではなく、自らと自らの支持者のために議員権限を活用するのである。
 こうしたごく一般的な先生方にとってどうにも目障りになるのが、真面目に本来の議員活動に取り組む議員の存在だ。議会の雰囲気をかき乱す迷惑な存在と捉え、距離をおくだけでなく、彼らの足を引っ張るようになる。つまり、いびり出すのである。理不尽な攻撃にさらされる側にとってはたまったものではない。白旗をあげて、「朱に交われば赤くなる」ケースも生まれてしまう。また、真摯に活動する議員の中には意欲を喪失してしまい、短期間で引退してしまうという残念な事例も少なくない。何しろ本来の議員活動を懸命にやっても、同僚はもちろん執行部からも煙たがれ、嫌われ、その上、頼みの住民からもきちんと評価されないことが多いからだ。住民も議員を自分たち専用の便利屋と誤解している傾向があり、地域全般に目配せして真面目に働く議員を評価しないのである。
 つまり、地方議会は“怠け者の楽園”と化し、「悪貨が良貨を駆逐する」歪んだ世界になっているのである

現職が議員活動という名目で毎日、堂々と集票活動を展開するため、議会への新規参入が極めて困難になっており、議員の新陳代謝が滞っている。住民の選挙への関心も高まらず、候補の質を見分ける意識と意欲、能力もさびついてしまっている。質の悪い議員を退場させるという選挙の本来の機能が停止しているのである。これでは議員間に健全な競争原理が働くはずもなく、議会は切磋琢磨と無縁の世界にはまり込んでいったのである。

 指摘の通りだと思います。「悪貨が良貨を駆逐する」可児市議会の現状は逆となっていますが、いつまでもこの状況が続く保証はありません。逆戻りしないよう市民目線の公正なチェックをお願いします。

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