ひまわりのたね通信

高校生議会 設問1

 2月9日に開催する高校生議会の設問を作成しています。今年度は行政クロスロードでの研修を進めてきたため、それに近い形で医療、子育て、若者支援策などについて設問を設けてグループディスカッションを行い、議場でその結果を発表するという方法をとります。今週来週と週末は東京・静岡、久米島・那覇への出張を控えていて取り急ぎ設問を作成しました。その設問は以下の通りです。

設問の背景及び現状
 現在、可児市・御嵩町では、出産できる病院(産婦人科医)はローズベルクリニック、とまつレディースクリニックの2箇所です。小児科については開業医による診察と、とうのう病院において4人の非常勤医師による診察が可能ですが、入院できる病院はありません。(常勤医がいないため)入院する必要がある場合は、美濃加茂市の木澤記念病院や県立多治見病院、多治見市民病院等を利用することになります。
 産婦人科が存続の危機に陥った地方病院では、高額な報酬(約5,000万円)による医師確保を図りましたが、上手くいかなかった例もあります。また、兵庫県丹波市の県立病院では、医療崩壊の瀬戸際に陥りました。その原因のひとつは、軽い症状なのに時間外に受診する「コンビニ受診」の多さでした。小児科存続の危機に「子どもを守ろう、お医者さんを守ろう」と立ち上がった母親たちは、緊急受診が必要かどうかを自分で判断できるフローチャートを作ってコンビニ受診を控えるよう呼びかけました。母親たちの活動は医師たちを勇気づけ、市や商店街も協力して地域医療再生に動き出している例もあります。
 可児市では、「住みごこち一番可児」を掲げ、若い世代や子育て世代が住みやすいまちを作ることを目的にさまざまな取り組みをしていますが、医療に関しては決して恵まれた環境にあるとは言えません。また、御嵩町においては、病院は1箇所しかありません。

設問
そこで、市内にある総合病院に行政が補助金を出し、常勤医を2名確保することになりました。(常勤1名では入院患者と外来患者の対応は無理です。)小児科の充実か、産婦人科(急性期医療対応)の新設か、究極の選択を余儀なくされました。
皆さんはどちらを選択しますか。

こんな感じの設問1となりますが、どのような結論になるか今から楽しみです。

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