高校生議会を所管した議会改革特別委員長としての所管をまとめました。今回は新しい方法を導入し少し不安がありましたが結果は大成功でした。
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今回の高校生議会のテーマは企画会議を経て?地域医療 ?子育て ?税金(行政の取り組み)とした。設問は委員長と事務局で考案し可児地域の現状や可児市の政策を背景として、仮想の状況を作り行政クロスロードの手法を用い設問を設定した。参加した高校生35名を7つのグループに分け?地域医療では3グループを作成し、総合病院が診療科を新設する場合「小児科と産婦人科のどちらを新設するべきだと思いますか」との設問について議論した。どのグループも事前学習をしっかりとしてきており、可児市を取り巻く地域医療の現状や行政の行っている政策について知識を持っていたため、どちらかを選択した理由を明確にするとともに、新設しない診療科への対応についてもディスカッションし報告することができた。?子育ては2グループを作成し、 子育てにかかる取り組みを充実する場合「“マイナス10カ月から つなぐ まなぶ かかわる 子育て”の充実か高校生など若者への新たな支援かどちらを希望しますか」との設問に対し、高校生ならではの視点から若者支援への新たな取り組みについて様々な角度から政策を考えることができた。また、マイナス10ヶ月からの支援についても配慮することが出来、安易に切り捨てていく方向にならなかった。?税金(行政の取り組み)は2グループを作成し、市内の定住人口を増やすため、「就職支援か起業支援のどちらの支援を重視しますか」との設問に対し、高校生が地域で起業することの重要性を自ら意見するなど有意義な意見交換ができた。また、多くの高校生が地元への就職を希望しているという報告もあり、地元経済界とのつながりの重要性を再認識した。新しい形での高校生議会だったが納得いく結果となった。今回出された意見をもとに可児市の政策施策の参考にするとともに、模擬投票などのマニフェスト作成などに生かしていく。今回は傍聴者を入れて全体で100人が参加する高校生議会となった。より充実したものとなるようしっかりとした総括を行い次回に生かしていく。
議会改革特別委員長 川上文浩
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協力していただいた皆様に心から感謝申し上げます。
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