あっと言う間の一週間でしたが、研修もあと一日を残すばかりとなりました。自治体の財務は民間企業とは違い、バランスシートよりも実質収支に重点をおいて判断することが肝要なようです。これを現金主義会計といい発生主義会計のバランスシートは必要ではありますが、その数値にあまりとらわれない方がいいようです。
また、年度によって特別処置などがあり、それにより健全化判断比率の指標が大きく変わるため、その点を常に考慮しなければなりません。公債費の額と率、起債償還計画の正誤性、財務会計と管理会計との違い、特に費用と負担(財務)ではなく負担と受益(管理会計)による政策評価をしかり行う事が大切です。たとえば、50億円かけた建物のその価値はほんとにあるのか等をしっかり精査する必要があります。
可児市は確かに類似団体(人口・産業構造が似ている)の比較では大きく平均以上です。実質赤字比率・連結実質赤字比率・将来負担比率・資金不足比率ともにバー(黒字)、市長の手腕によるところは大きいと思われますが、事業の見直しも必要なのではないでしょうか!
人件費はこれ以上削れないところまで来ています。しかし、一方で臨時職員の賃金が4億7千万ほどあったり、物件費に含まれる隠れ人件費が相当額ある事は事実です(指定管理も含む) ここら辺りをしっかりとチェックするべき時にきているようですね。
今まで議会で追及はされていません。また、巨額な予算を使う指定管理者に対する監査が不十分である事は明白です。12月決算議会に向けて、この部分に切り込んで行こうと思います。(事前公告みたいですね)
地方自治法100条の2を有効利用し、新たな挑戦をして行きたいと思います
事例報告での根室市では、自治体自ら血の出る思いで行財政改革に取り組んでいます。市役所の暖房は朝8時から9時の1時間、午後3時から5時までの2時間の計3時間で我慢し、あとはコートやジャンバーで寒さをしのぎ、蛍光灯は通常16本使うところを4本で済ませ、PCの液晶の明りで仕事を進めている状況の報告がありました。
そうなる前に自助努力が必要ですが、最小の経費で最大の効果を出すのが行政です(地方自治法2条の?)やみくもな事業の切り捨てには議論で戦いましょう!
根室市は、さんまの漁獲量11年連続一位だそうです。
歯舞は根室市に含まれるそうです。北方4島の返還による経済効果を期待しすぎる市民や行政関係者に頭を悩ませているようです。(実態のない経済効果に踊らされているようです)
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