可茂地区議長会研修会の講師は、中部国際医療センター副院長の山田実貴人先生でした。「新型コロナウイルス感染症1000日戦争 今まで これから」「可茂地区の救急医療について」の2部構成で、2時間にわたる研修会でした。コロナについては重症化を防ぐためにはやはりワクチンを打つこと。治療薬が出来るまでは安心できないこと、ウイズコロナの生活を続けることなど、集団免疫獲得は難しいようでインフルエンザのようにワクチンを定期的に摂取するしかないようです。ワクチンは国の財政が厳しのでいずれ有料になるとの見通しとのことです。
救急医療については、年々救急搬送が増えてきておりその傾向は続く見通しです。一方中脳地域の医師数は10万人当たり150.9人で全国335域中206位で医師数が大きく不足しています。地域内の救急受け入れ拒否も増加しており、2次病院の医師確保が大きな課題となっていますが、各病院とも医師等の確保は相当厳しい状況です。圏域に公立病院をがない状況を考えると仕方がないことではあるけれど、周産期、小児に関する医療が大きく不足している行状では、圏域の人口増は医療面からみるととても厳しい状況です。医療については県の強い意志とリーダーシップが不可欠で、そのあたりをどのように県に対して要望していくが重要です。医療に関する課題は大きなものがあります。今回の研修で多くの気づきがありました。素晴らしい研修を企画していただいた美濃加茂市議会の皆さんに感謝申し上げます。
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