ひまわりのたね通信

文教福祉委員会で瀬田幼稚園に関する協議

 3つの常任委員会(総務企画委員会、建設経済委員会)の殿は文教福祉委員会でした。22年度一般会計予算、特別会計予算に対して反対の意見もありましたが、賛成多数で審議可決されました(私は傍聴人です)
 議員それぞれが、それぞれの立場で考え賛成・反対を表明するわけですが、完璧な予算を編成することはなかなか難しく(地域性やイデオロギー、優先順位の違いなどにより)ここはちょっと不満だが、全体としては許容範囲として賛成する議員、この部分は絶対譲れないからと反対する議員、千差万別ですが、どちらにしても議員間の議論が足りない(出来ていない)と感じました。今後の課題だと思います。

 協議の中で、瀬田幼稚園に関する「可児市幼稚園の設置等に関する条例の廃止について」があり、委員会の意見や執行部の意見に耳を傾けましたが、委員会では慎重論が、執行部側は「今の時点で、6月議会で条例の廃止を議案として出す状況にない」という報告がありました。

 これで、フライングした執行部もそのまま走り続けるのを諦め、再スタートを切る為にスタートラインに戻ることを決断してくれました\(^o^)/
フライングしたんだから、再スタートは当たり前ですが・・・・

 委員会の中でも、幼児教育方針や現在策定中の教育基本計画の内容に踏み込んだ意見が出されましたが、教育長と学校教育課の答弁は、終始曖昧なもので終わりました。
 まさしく、そこが問題です。何度も言いますが、事業仕分けで幼稚園の廃園の方針が決まりました。しかし、ここからはそれを教育面、地域性、歴史や文化、将来の在り方などを勘案し、市民の声を参考にし、政治的判断も考慮して、最終決定するべきです。
 その最重要な要素である教育論が曖昧では、その結論を導き出す事は出来ません。しっかりとした議論ができる場を作り、じっくりと考えていけるようお互いに努力して行きたいと思います。

コメント

    • nanaママ
    • 2010年 4月 09日

    私は今年私立の幼稚園に入園した子どもがいます。はじめは、瀬田幼稚園も考えましたが、遠いので、あきらめました。

    本当に瀬田幼稚園は必要でしょうか。
    瀬田幼稚園が素晴らしい教育をされていると思います。それは私の子どもが通っているところもそうですし、どこの幼稚園でも同じだと思います。
    瀬田幼稚園が良いと思っている方の多くは、(料金の割りに)良い教育を受けられるからだと思います。
    一概には比較できませんが、同じような素晴らしい教育を受けられる2つの幼稚園が同じ場所にあって、1つは月1万円、もう一つは月2万円のところがあれば、大半の人が安い方に行くと思います。
    それが市内に一つだけしかないから、私は不満です。近くにあれば、絶対に安くて良いところに行きたいと思うからです。

    廃園が反対なら、せめて今の児童センターぐらいの3か所ぐらい公立を増やしてほしいです(無理なのは重々わかっています)
    逆に、廃園してもっと幼稚園の授業料補助金を増やしてほしいと私立の幼稚園に通わせている親として思います。
    また、下の子が生まれたばかりなので、下の子が通う年までにはそうなってほしいです。

    今回の件で、確かに進め方はどうかと思いました。
    ただ、地域性(近くに私立幼稚園はある)、教育面(他の私立幼稚園でも素晴らしい教育は受けられる)などを考えても、廃園には賛成です。

    可児市のほとんどの子は可児市内の幼稚園に通っているように思いますが、どうでしょうか?
    近所でも市外の幼稚園に行っている子は1人だけです。

    • 川上ふみひろ
    • 2010年 4月 09日

    nanaママさん
    コメントありがとうございます。
    今日は時間がありませんので、後日コメントをアップします。・・・・長文になりそうなので、すいません!

    • 瀬田幼稚園に子供が通う保護者
    • 2010年 4月 09日

    nanaママさんへ

    私は瀬田幼稚園に子供を通わせている親の1人です。
    瀬田幼稚園廃園に関し、賛成のご意見もある事は重々承知です。

    しかし、2点言わせてください。

    >瀬田幼稚園が良いと思っている方の多くは、(料金の割りに)良い教育を受けられるからだと思います。

    nanaママさんも幼稚園を選ぶ時は、様々な園の教育方針を参考にされ、現在の幼稚園を選ばれたのだと思います。
    瀬田幼稚園の保護者も同じです。
    「瀬田幼稚園の教育方針に賛同し、安心して子供を通わせる事ができる」と真剣に考えて瀬田幼稚園を選んでいます。
    多くの方が料金の割りに良い教育を受けられるから瀬田幼稚園を選んでいる・・・
    と言う書き方は少々失礼ではないでしょうか?

    >逆に、廃園してもっと幼稚園の授業料補助金を増やしてほしいと私立の幼稚園に通わせている親として思います。

    乱暴な言い方をすれば、「瀬田幼稚園の子供達を犠牲にして、自分の子供の保障を厚くしてほしい」と言う意見に取れてしまいます。

    大人達の都合で、大好きな幼稚園がなくなる園児達の気持ちはどうでしょう?

    あなたの子供さんが通う幼稚園が「廃園」する事になったら・・・どう思われますか?

    • 川上ふみひろ
    • 2010年 4月 10日

    nanaママさん
    瀬田幼稚園に子供が通う保護者さん

    私なりの考えを述べさせていただきます。
    あくまで個人的な考えですので、了解してください。

    行政改革の視点(事業仕分け的)から考えれば・・・
    ?そもそも幼稚園運営は公が行うべきなのか、私立で十分対応できるのではないか?
    ?市内で1園しかない公立幼稚園は市の中心(公平な場所)にあり、通園しやすい環境にあるか?
    ?市民平等を考えた場合、全部私立園または市立園にすることが良策ではないか?
    ?市の財政面を考慮して、存続していけるのか?
    などを考慮し、結論は「廃園」となることは決定的です。

    しかし、ここからが問題で、可児市の教育方針Educe9では、幼児教育、高等教育を含め、市全体で子ども達を育てるEduce15を目指しています。所謂、幼小連携・中高連携の強化、特に「小一プロブレム」(小学校入学時の教育格差による学級崩壊等)を解決することは大きな課題です。
    可児市の教育委員会でも積極的に取組んではいるものの、幼小の連携について私立園では一か所を除いて出来ていないのが実態です。瀬田に関しては、唯一小学校との連携が取れている幼稚園です。

    確かに保育料は他園と比較して安いですが、今後は耐震補強などにより経費もかかることから、値上げの議論が出で来るものと思われます。
    ただ、瀬田の保護者の方々は、保育料以外の部分の負担が大きく、園運営に積極的に参加する体制が整っています。また、公立幼稚園に対する国からの補助金は、地方交付税に算入されています。

    瀬田廃止の進め方については、全く話にならないお粗末な結果となりました。
    本来、総合政策課⇒行政改革の視点で議論⇒結果廃止⇒教育委員会へ協議依頼、議会への説明と同時に外部委員を含む検討委員会を設置⇒内部の検討委員会を設置⇒関係者(地域、保護者等)への説明会や意見交換会を実施⇒協議に協議を重ね教育委員会で決議⇒議会で公立幼稚園廃止条例可決  概ねこんな感じで進行し、その期間は2〜3年かかると思われますが、今回の行政側の対応は強引すぎましたし、あまりにも閉鎖的な部分が問題になった形となりました。

    可児市の教育をどうするのか?幼児教育のビジョンは?教育目標Educe9をどう進めるのか?このあたりをしっかり議論し、幼児教育の充実と公平性(どこの園でも教育の根幹、サービスに差がない)を担保すべきです。
    悠仁さまがご入園されたお茶の水女子大付属幼稚園は日本で一番古い幼稚園ですが、倍率は20倍をこえる狭き門です。国立のこの幼稚園は、国民にとって公平ですか不公平ですか?
    というだけではかたずけられないものがあることも事実です。

    今晩、瀬田幼稚園の保護者の皆さんと意見交換会を行いますが、その場でもはっきりと言いますが、存続、そして幼児教育を強化するためには、地域(特に広見小学校校下)での園への支援や入園児の確保、保育料の改定を前向きに考えてもらえるよう要望していきたいと思います。
    世界一(今では2番だそうですが)のバラ園がある地域の幼稚園を日本一の幼稚園に育て上げる気持も大切なのではないでしょうか?

    • 瀬田幼稚園を守る母
    • 2010年 4月 11日

    nanaママさんへ 

    はじめまして。
    今朝、nanaママさんの書き込みを読み、しばし号泣・・・。
    私的感情を言ってごめんなさい。
    いろいろな意見があるのは、わかってはいたつもりですが、目の当たりにすると、正直、辛かったです。

    nanaママさんが、今お子さんを通わせている私立園に、満足されているのと同様に、私たちは、瀬田幼稚園の教育方針がとても好きで通わせています。
    なぜ、瀬田にこだわるのか?

    子供のやる気を引き出してくれる、四季を感じさせてくれる、五感を刺激するどろんこ遊びを始めとする外遊び、ご長寿会の方々とのふれあい、小、中との連携、地域行事への参加・・・などなど、挙げるとまだまだあります。

    もちろん、瀬田以外でも、できる事があると思います。
    ですが、瀬田でしか、できないこともあるのです。

    nanaママさんにお会いして、お互いの幼稚園、今の幼児教育について語り合いたいくらいですが(笑)、nanaママさんのおかげで、もっともっと、瀬田幼稚園のよさ、幼児教育の面で、可児市、そしてこれからの日本にとって、必要であり、なくしてはならないんだということを、広く広く知らせて行かなくてはならない!!と痛感させられました。
    ありがとうございます!!

    私は、三人目の子供が、来年卒園しますが、瀬田幼稚園の存続のために、卒園しても、ずっとかかわっていきます!!
    そんな園を、子供を教育を思う親さんが、たくさんいる瀬田幼稚園です。

    地域に愛されているのは事実ですが、ただ愛着や、保育料金の安さだけで、存続を訴えているのではないことを解ってください!

    お時間があれば、運動会など、是非見に来てください!
    子供と先生と親さんが、一体となった、とても素敵な運動会です!

    読んで下さってありがとうございました!!

    • 川上ふみひろ
    • 2010年 4月 11日

    瀬田幼稚園を守る母さんへ

    昨晩の意見交換会に参加されていたかどうかは分かりませんが、その説明の中で指摘させていただきましたが、瀬田幼の問題は10万市民の中では、ほんの一部の議論、一地域の議論にとどまっていることも事実です。
    他地域の方がにとっては「廃止にして何がいけないの?」と考える市民も少なくありません。

    ただ、そこには可児市の将来像や、少子高齢化時代、人口減少時代、低経済成長時代に今何をすべきか?という部分が欠落しています。
    国の根幹である教育というものの大切さ、国は国民によって支えられ、成り立つ事を考えれば、全事務事業の見直しなく、教育施設の廃止に手をつけることは許される事ではありません。

    瀬田幼の皆さんの熱い思いと、行動力で可児市の幼児教育方針にどんどん意見をいって行きましょう。

    • 瀬田幼稚園大好きママ
    • 2010年 4月 13日

    私は、先日瀬田幼稚園を卒園した子を持つ一母親です。
    nanaママさんの投稿読みました。私も、ひとつだけ言わせてください。

    私も瀬田幼稚園を選んだ理由は、園の教育方針がとても気に入ったからです。
    自宅から園までは車で片道20分かかりますが、園バスもありませんが、それでも教育方針が気に入ったので入園させました。
    私の他にも、片道30分もかかる西可児方面や土田方面、帷子方面などから通ってみえる方もみえました。「入園前に色々園を見学してみたけど、ここ(瀬田幼稚園の教育方針)が1番気に入ったから!」と口々に言っておられました。
    中には「安いから」「近いから」「近所のお友達に合わせて」というママも確かにいると思います。

    だけど、瀬田幼稚園の教育方針そのものが気に入って、たとえ遠くても入園を決めたママ達がとても多いという事実も知っていただきたくて、勇気を出して投稿しました。

    瀬田幼稚園での3年間を過ごさせていただいて、本当に感じたこと。

    『与えるのではなく、引き出す』

    これこそが、社会力や生きる力に結びつくのだと、私は信じています。
    そして、これこそ(=教育方針)が“公立”の良さだとも思っております。

    市内でたった一つしかない公立幼稚園。(お隣多治見市では公立幼稚園が6園もあるというじゃないですか・・)
    たった一つしかない公立幼稚園だからこそ、大事に守っていってほしいと切実に思います。
    この先入園させたいと思っているママ達こども達のためにも、園存続を切実にお願いしたいと考えています。

    • 川上ふみひろ
    • 2010年 4月 13日

    瀬田幼稚園大好きママさんへ

    >瀬田幼稚園での3年間を過ごさせていただいて、本当に感じたこと。

    『与えるのではなく、引き出す』・・・・・

    まさにその通りだと私も強く思います。
    私自身、瀬田幼の教育をこの目でしっかりと確認したわけではありませんが、教育関係者が一様にその教育方針に対して私立園ではなかなかできない事だと認めています。
    「引き出す」・・・この言葉は可児市の教育方針Educe9そのものです。子ども達の力を「引き出し、伸ばし、鍛える」市が行ってきた、現在も進行形の教育目標そのものです。
    その教育の灯を消す事はあってはならない事です。

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