今年の地方自治経営学会は、昨年にも増して多彩で中身の濃い学会になりました。政権交代と地域主権、原口プラン、事業仕分け、高齢化と介護保険など、地方にどのような影響があるか、地方はどう対応すべきか、地方議会の在り方など多くの意見を聞くことができました。参加した4人の議員一同実りの多い2日となりました。早速可児で実践して行こうと思います。
詳細の報告は後日にするとして、福岡先生と河村名古屋市長の話について報告します。内容は政治漫談のような話で、時間を忘れて聞いていましたが、お二人にしても、その他の講師のほとんどの方が、現政権特に鳩山総理と小沢幹事長に対する批判が続出でした。
福岡先生は「鳩山総理の進退問題は幸夫人が、今辞めたら8ヶ月の在任で麻生以下になるからダメ」と言ったからイヤイヤやっていると揶揄していました。また「あまりに恵まれた環境で育った4人のボンクラ総理(安部・福田・麻生・鳩山)により、日本は混迷の時代に突入した」「議員になって8ヶ月も経つ今でも、民主党の小沢学校で、研修中の名札を付けて勉強中の代議士を誰が選んだのかよく考えるべきだ」「バラまきのマニフェストを評価すべきではない」など、面白い話ではありましたが、信じがたい部分もありました
一方河村名古屋市長も政府の批判を交えながら、「国会議事堂の上に爆弾か何か落ちて国会議員全員いなくなったとしたら、国民は大騒ぎするのだろうか?」「逆に居酒屋で盛り上がるんじゃないのか!」
「汗水たらして働いて税金を納めている人が苦しんで、税金で給料をもらっている人がぬくぬくとしている。こんな社会はおかしい!」「首長や地方議員がいなくなって困る人はいるんだろうか。」「政治の目的は、減税だ!減税もできない政治なんて政治ではない!」など、持論をぶちまけていましたが、今日のパネルディスカッションでは、今は国も地方も減税する時ではないと、片山先生・枝野大臣・河野太郎議員・福島裕彦先生・青山読売新聞編集委員は声を揃えて訴えていたのが印象に残りました。
2日間の最後の仕上げの言葉は、「地方議員のみなさん。議会改革をやりましょう」という事で締めくくられましたが、私たち議会改革調査研究PTが行っている議会改革の内容と手法が、的を得た事をやっていることが再確認されたことが大きな収穫でした。
この記事へのコメントはありません。