天皇皇后両陛下をお迎えして、第30回全国豊かな海づくり大会が、昨日今日と開かれました。海のない県としては初めての開催ですが、天気も何とか持ち無事二日間を終えたようです。
その様子を一般質問を仕上げながらTVで見ていたら、ある件が頭に浮かんできました。
それは・・・・・木曽川導水路です。
木曽川導水路の事業の目的は
1.異常渇水時の緊急水補給による河川環境の改善
木曽川水系の異常渇水時に、徳山ダムに確保されている「渇水対策容量」(5,300万m3)を揖斐川だけでなく、木曽川・長良川に緊急水(16m3/s)として導水することで河川環境の改善等を行う。
2.新規利水(徳山ダム分)の補給
愛知県、名古屋市の都市用水(4m3/s)を、木曽川で取水できるように導水する。ですが・・・・・・・
人口減小、経済不況、節水傾向の時代に突入し、異常渇水時の定義や名古屋市は不要と判断している現状でほんとに必要なのか?
可児市には何のメリットがあるのか?県水が安くなるのか?を考えると導水路による効果は薄いと会派では判断しています(昨年から何度も勉強会や協議をしてきました)
一方、豊かな海づくり大会の大会趣旨は・・・・
「全国豊かな海づくり大会」は、魚や貝などの水産資源の維持培養とそれらの生物がすむ海や湖沼・河川の環境保全に対する意識を高めることを目的に、天皇皇后両陛下をお迎えして開催される国民的行事です。
河川での開催は全国で初めてであり、全国有数の内水面漁業県である本県の水産振興と平成20年度から取り組む県の重点施策である「水との共生」をテーマに、川上から川下までの森、川、海を一体とした岐阜県の取り組みを全国に発信します。
この海づくり大会を通して“清流ぎふ”を強力にアピールし、平成24年の「ぎふ清流国体」につなげていきます。
なんか導水路の考え方と矛盾していませんか?
揖斐川水系の水を人工的に長良川や木曽川に導水することによる河川への影響(生態系を含めて)は計り知れないものがあるのではないでしょうか?
県では自民党会派による推進する議員連盟まで出来、関係自治体に推進する意見書の提出を要求していますが、今のところ私の会派13人ではNOです。
可児市に対するメリットが明確にならない限り、この件に賛成することはあり得ません。
大会趣旨と導水路・・・・・真逆のような気がするのは私だけですかね?
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