大阪市は財政悪化にともない、職員の厚遇や効率の悪い事務事業を見直すために市政改革マニフェストを作り実行しています。
>大阪市は職員厚遇などの問題に端を発し、市民からの信頼の喪失、職員の士気の低下や財政危機という、3つの危機に直面しました。このため、直ちに、福利厚生制度の抜本的な見直し、労使関係の健全化を実施するとともに、不適正な事案の是正を行うだけでなく、これらの問題の根底には、これまでの慣行・先例にとらわれ、時代に即した見直しが十分にできなかったという市役所の行動原理と組織風土を見直す必要があるとの深い反省にたって、市役所の抜本的な改革に取り組むため、平成18年2月には5年間での取組項目を明らかにした市政改革マニフェストを策定しました。
市政改革マニフェストでは、これまでの慣行・先例と決別し、行財政規模を現在の人口や税収に見合った「身の丈」サイズに改めるとともに、「経営」の考え方、仕組みを導入し、徹底した情報公開のもとで、「市民スタンダード」に則った事業遂行を徹底することを基本的な考え方とし、健全で持続可能な経営体質の確立を目指す「マネジメント改革」、組織としての社会的責任の遂行を目指す「コンプライアンス改革」、環境変化に即応し、改革を持続させる組織体質を目指す「ガバナンス改革」に取組むこととしています。
市政改革マニフェストで示された市政改革の基本方針については、各局長・区長がそれぞれ所管業務に関わる具体的な改革の実施方針・取組目標を明らかにするため、平成18年2月に局長改革マニフェスト・区長改革マニフェストを策定し、様々な取組を進めています。
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市役所がやっと重い腰を上げてマネジメントを始めた。と判断するところですが、ここまで財政悪化する前にやっておけば良かったのにね!と思うところもありますが、ここで感心したのは・・・・・・
「大阪市の市政改革早わかり」〜市政改革のこれまでの成果〜として市民むけに分かり易く、マネジメント改革、コンプライアンス改革、ガバナンス改革についてその進捗状況と成果を冊子にして配布しています。
改革の進捗状況や成果に関して、より解り易く広報することは最も大切な事だと思いますが、そこがなかなか進まないのが行政です。大阪市を手本に可児市でも一考する価値は大きいと思いますが・・・・・本年2月に第4次行政改革の進捗状況の報告がありました(コミニュティーネット可児で閲覧)がどれほどの市民がその情報を見ているのでしょうか?分かり易い行政運営は基本だと思います。
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