三重県議会の主催で、以下の第6回全国自治体議会改革シンポジウムが開催されました。ネットニュースで知ったので参加は出来なかったことは残念ですが、三重県議会は要チェックですね。
いち県議会が全国の議会を対象に、毎年このようなシンポジウムを開くことは珍しい取り組みだと思います。さすがに先進議会は違います。
しかも参加費無料ですから更にすごい・・・・・どこから予算を捻出しているのでしょうか?・・・・自費で行っているのであれば、爪の垢を煎じて飲まなければいけませんね。
以下開催要項です
記
1 日 時 平成22年8月2日(月曜日)13時30分から16時50分
2 場 所 大阪国際交流センター 1階 大ホール
大阪市天王寺区上本町8−2−6
3 内 容
(1)基調講演 【テーマ】地域主権改革の動向
講 師:内閣総理大臣補佐官 逢坂 誠二 氏
(2)パネルディスカッション
【テーマ】議会内閣制、地域主権下における議会の役割等
パネリスト
橋下 徹 氏(大阪府知事)
増田 寛也氏(元総務大臣、前岩手県知事)
三谷 哲央 (三重県議会議長)
コーディネーター
星 浩 氏(政治ジャーナリスト、朝日新聞編集委員)
※増田寛也氏の「寛」の表記については別添資料のとおりです。
4 主 催 三重県議会、三重県議会議会改革推進会議
以下毎日新聞ニュースより
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三重県議会の主催。全国の94議会をはじめ、市民ら565人が参加した。出席した橋下知事は「市民が議会に信頼を寄せないのは、(今の二元代表制のなかでは)議員の責任がないからだ」と強調。議会内閣制の狙いについて、「議会と首長の上下関係には一切こだわりはないが、議会が執行部をチェックするだけでなく、予算編成などで一緒に汗をかいてもらい、行政のマネジメントへの責任を負ってもらいたい」と主張した。
これに対し、三重県議会の三谷哲央議長は「首長が圧倒的に有利な体制のなか、(議会内閣制は首長の)権限をさらに高める」と反論。「まずは二元代表制のなかで、議会の自主的な改革努力に委ねていただきたい」と述べた。
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議会内閣制というより、議会から行政執行側への登用を認める案(市議会議員が部長や課長に就任することを可とするもの)であり、これを可とするためには地方自治法の改正が必要となりますが、議員の資質を上げるという面からすると、いい制度ではないかと思います。
2元代表制下での地方議員個人の権限は制限されていますが、議会に対する権限は多くあります。それを生かすためにも必要な制度だと認識はしていますが、制度導入に関してはいくつもの大きなハードルがあります。
大阪府の橋本知事は独自で議会内閣制の導入を検討しています。興味深い事柄ですので今後も注視していきたいと思います。
どちらにしてもこの制度の導入を検討する前に、その議会の改革が進み、自他(市民含む)共に認める先進議会である事が最低条件ですが・・・・
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