いろんな先進的な取り組みを行っている長野県内の自治体、その中で上田市が行っている市民による事業仕分け(市民による事業評価)は、大変参考になる取り組みです。
可児市でも、市長が重要な施策と位置付ける市民参加を得た行政評価懇談会が設置され、今年度から市民目線で政策テーマごとの行政評価を実施するスケジュールも示されています。
一部の市民だけではなく、サイレントマジョリティー(物言わぬ多数)の意見をいかに引き出すかが大きなカギになります。
今年は執行機関としてもその第一歩を踏み出す年となりました。あとは多様な市民の意見を代表しているはずの議会がどう動くか?また何もせずに指をくわえて見ているだけなのかが、今後の議会と可児市を変えるターニングポイント(ちょっと大袈裟ですが)となるのではないでしょうか。
私が委員長を務める文教福祉委員会で、所管部分の行政評価を行いたいと思います。議会アンケートの報告書作成と共に、重要な課題だと考えています。
先進自治体に学ぶことが多くありすぎて、猫の手も借りたい現状です。
上田市の取組
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平成23年2月5日(土曜日)、6日(日曜日)に市民参加・公開型事業仕分けの手法を取り入れた「市民による事業評価」を実施しました。会場においては、2日間で約160名の方々に傍聴をいただくなか、4分野12事業を対象に、総勢32名の市民評価委員の方々が市担当者との意見交換を通し、評価を行っていただきました。
市では、評価いただいた結果を踏まえ、市としての改革方針を決定しました。
今後は、改革方針に基づき取り組みを実施するとともに、「あれもこれも」から「あれかこれか」への発想の転換と「できることから実行する」というスピード感を持ち、効率的かつ効果的な行政経営の推進に向けた行財政改革を積極的に進めます。
目的
行政サービス(事務事業)の廃止や事業費の削減に重点を置くのではなく、市が自ら行う事務事業の課題等を洗い出し、課題解決のための検討過程及び検討結果である改革方針を市民の皆さんに示し、その方針で良いのか、他の手法はないのか、などについての意見交換を通して基本的な評価・見直しを行い、効率的かつ効果的な行政経営の実現を目指します。
市民参加の原則
市民の皆さんとともに行政サービスを考える場とし、市政への参加意識の高揚を図ります。
公開の原則
行政の事業の可視化・情報の共有化を推進することにより、行政の透明化の推進と説明責任の一端を担います。
プロセス重視の原則
市民目線による行政サービスの質を高めるための検討の場とし、市民の皆さんの意見を、市内部で実施している事業仕分けの視点にも応用します。
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今週は2日ほどプライベートな時間を使ったため、この2日間は超多忙なスケジュールとなってしまいました。
やらなければいけない事は山積ですが、忙しいほど効率は上がりますね!
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