ひまわりのたね通信

神奈川県立麻生養護学校 その1

先月の委員会行政視察でおじゃました 麻生養護学校には驚きました。3年前に約30億円ほどを投じて建設された設備とあって、新しいのは理解できるが、廊下から壁にいたるまでピカピカに磨き上げられていました。

 きれいな所はよくありますが、これほどまでに美しく維持管理されている施設は珍しいのではないかと思います。児童生徒の弛まぬ努力もありますが、総勢300名のボランティアの皆さん(中・高生含む)の協力の賜物のようです。

 この学校は、3年前に開校した時は140人の生徒数でしたが、3年間で肢体不自由部門54名、知的障害部門238名で計292名に倍増しています。
 その理由は多々あるようですが、大きくは「障害児教育の拡大」「特別な配慮の必要な児童生徒の増加(LD 学習障害)(AD/HD注意欠陥・多動性障害)」「インクルージョン(排除せず包み込む教育)の考え方」「障害の捉え方の変化」などに起因しているようです。

 以前は子ども全体の1%の障害児だったようですが、現在は特別に配慮しなければいけない子どもが8.3%〜10%に増加しています。また、神奈川県全体で16万人の子供が減少していますが、障害児は7,000人増加しているとのことです。
 その原因としては、未熟児の増加、環境ホルモン、水銀、若い女性の喫煙率増加などに原因があるのではないかと、現在研究が進んでいるようです。

 鈴木文治校長先生の話は、大変興味深くまた斬新なものでした。一度では書ききれないので、何回かに分けて報告します。

 この学校の特別支援教育に対する考え方は「障害の程度に応じた教育の場での指導(特殊教育)から、一人ひとりの教育的ニーズに応じた教育(特別支援教育)への転換」です。インクルージョンの考え方を基本として、さまざまな試みをされていますので、次回は具体的に報告します。

コメント

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