ひまわりのたね通信

今後の大きな課題

 昨夜は可児市商工会広見支部の皆さんと(私も会員です)酒を酌み交わしながら、市政や広見地域の将来に向けた話をしました。
 中でも今後の可児市の未来に関しての意見や現在の状況などを話しましたが、ここへ来て私も大きな壁に突き当たりました。その理由は、議員個人としての権限があまりにも小さいため、なかなかやりたい調査が出来ない現実があります。また、議会にはある程度の権限が与えられていますが、それを使おうとすると議会の意思統一と、時間がかかりすぎるため本来議会が持つ権限(地方自治法の96条〜102条、109条、112条、252条の34等々)を使う事が困難な状況にあります。これは、議会の資質と言う面からも問題がありますが・・・・・
 
 やはり議会によるチエック機能の強化により、形骸化した監査体制を見直す時期に来ているのではないでしょうか!先般の報道にもあるように会計検査院による不正経理の発覚が指摘されています。今後は、1/4以上を出資している第3セクターに対し監査義務が発生してきます。監査体制の強化は必然な事だと思いますが、可児市においては、年間5億円に近い税金を使う財団に対し監査が行われたのは過去たったの1回なのが現状です(内部監査)。不正とは言いませんが不適切な処理はほんとにないのでしょうか?ここのところに切り込みたいのですが・・・・手詰まりな状態です(T_T)

 以下記事抜粋です

 ■28府県市すべてで発覚、計二十数億円 検査院(091009毎日新聞)
・昨年に愛知県など12道府県が会計検査院から不正経理を指摘された問題で、検査院が今年度26府県と2政令指定都市を対象に調べたところ、全自治体から計二十数億円の不正経理が見つかっていたことが分かった。
・千葉県だけで約11億円を占め、同県は飲食への流用が見つかるなどずさんさが際立つ。
・私的流用の温床として検査院が最も問題視する「預け」も約10県市で確認。昨年と今年に検査を受けた40自治体すべてで不正経理が発覚した。

・不正経理が見つかったのは
 秋田 山形 茨城 埼玉 千葉 山梨 富山 石川 福井 三重 滋賀 大阪 奈良 鳥取 島根 
 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 熊本 鹿児島 沖縄−−
の26府県と千葉、大阪の2政令市。

・関係者によると、検査院は昨年同様、国土交通省と農林水産省から交付された補助金関連の支出を対象に、原則として03〜07年度分を検査した。

・昨年の検査報告で検査院は、
・不正経理の手法を
 「預け」(物品を架空発注して代金を業者に保管させる)
 「一括払い」(代金を払わずに納入させ、後で別の名目でまとめて払う)
 「差し替え」(発注した物品と異なる品物を納入させる)
 「翌年度納入」(年度内の物品調達を装い翌年度に納入させる)
 「前年度納入」(前年度の物品調達について現年度の調達を装う)
 「不適切な賃金の支払い」(補助対象外の業務をした臨時職員の賃金を補助金で支出)
 「不適切な旅費の支払い」(補助対象外の業務をした職員の旅費を補助金で支出)−−の七つに分類。

 行政改革が進んでいるあの三重県でも不正経理が発覚したことに驚いています。

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