令和1年度決算審議は質疑が終了し、各分科会へ提言の取りまとめを付託し、今後分科会で討議が進められます。個人的な意見としては、令和1年度はさほどコロナ禍の影響は出ていないものの、次年度からの予算編成に向けては厳しい状況が予想されます。全事業の棚卸しを行うことも必要かと思われます(事業仕分けの表現は少しきついので棚卸しにしました)印象に残った答弁は可児とうのう病院に対する補助金です。医師確保や医療機器充実のために毎年5000万円の補助をしていますが、医師確保には全くと言っていいほど繋がっていません。現状を聞いてみると26人いた常勤医師が21人(正確な数字は確認します)に減少したというショッキングな数字が出てきました。コロナ禍で病院経営は非常に厳しい状況が続いているのでとても心配ですが、担当部長からは「経営はとても厳しい状況です」と発言がありました。医療を守るためには運営してくれる医療法人等を探すことも視野に入れなければいけませんが、地域医療機能推進機構がどのように考えているか問題です。尾身理事長に期待したいところですが、そう簡単にはいかないようです。基幹病院の存続はとても頭が痛い問題です。
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