神野学園の理事長と事務局長、岐阜医療科学大学の副学長と事務長の4人が議会全員協議会で、平成31年4月に開学を目指していた薬学部の申請延期について説明をしました。その原因となったのは今年度の看護学部の定員増です。新設を目指す大学に対する超過率は15%未満までいう申請基準を超え、23%超過してしまい、結果、学部新設の申請に至らなかった経過説明を聞きました。来年度は二百数十人の学生で看護各部と助産科がスタートはすることになりますが、薬学部は早くとも平成32年4月ということになります。そのため、市ではこの3月で議決された薬学部新設に対する補助金18億円を平成32年度に繰越明渠としたい思いがあり、この6月議会の補正予算に上程予定です。全協では様々な意見が出されましたが、神野学園と議会との信頼関係が揺らいでいることを確認することができました。私からは「申請に至らなかった3月末の時点で、この事実を公表すべきだった。受験を考えていた生徒も少なからずいる。その気持ちを裏切ることになった生徒たちに対して一刻も早く知らせるべきだった。議会への報告が遅れた事に対しても、学園への不信の念を膨らませたことは紛れもない事実です。今後は信頼回復に向けた学園側の努力を見せて頂きたい」旨の発言をしました。6月議会でどのような結果になるかはわかりませんが、議会での議論を見守っていくしかありません。
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