建設部、水道部午後から環境経済部の決算説明会に続き、名鉄広見線対策特別委員会が開催されました。
委員会では、明後日開催される名鉄広見線対策協議会(3首長、県議、各議長、特別委員長やPTA関係者、県、名鉄、商工業者などで組織)に向けて、活性化策の検討を行い、その意見を協議会に反映してもらうための委員会です。
各委員からいろんな意見が出され、対策協議会での要望事項も整理されましたが、この問題は非常に難しい側面があります。
?事業者である名鉄が平成24年までの運行を約束(沿線自治体負担額年1 億円)してくれましたが、その後のことは白紙状態であり、現段階で景 気の落ち込みや、高速道路割引、セントレア線の利用数大幅減などによ り名鉄本体の赤字が9月期で10億円で更に悪化する見通しであること
?延長距離7,4キロでは、イベント的な施策が打てないこと
?東濃高校の現状(定員割れ、退学者多)では、高校の統合も考えなけれ ばいけませんが、利用者の50%は通学定期であり、廃校=廃線を意味する こと
?12万人の利用者数を上乗せするには、一過性のイベントだけではなかな か利用者数は上がらないこと(1000人 のイベントを100回やって10万 人)
?現在利用者数100万人強ですが、200万人になっても赤字は解消されない こと
等々がありますが、やれることはやっていかなければなりません。とりあえず目の前の目標をクリアするために何をすべきか、中長期の目標をどこに置くかを整理して考え、行動することが大切な事だと思います。
今日の意見で、東濃高校の学校運営の転換や駅周辺開発の在り方などは、今行っている第4次総合計画の中でどうするかを考え、高校の件は意見書を県に提出したりすることは議会での仕事ですし、活性化計画と既存の計画をどうからめていくかは特別委員会の仕事で、市民への広報などは行政の仕事だと思います。
それぞれがそれぞれの立場で議論し行動することが大切です。実施主体として多くの団体や企業を巻き込むことも大切な事ですので、足元をしっかり見据えて行動して行きたいと思います。
もう名鉄(事業者が)がどうの、こうの言う時期は過ぎました。
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