ひまわりのたね通信

Fukushima50をみてきました

何が何でも見たかった映画「Fukushima50」を見てきました。平日であったこともありますが、客席は私を含めて4人で注目作にもかかわらず、閑散とした劇場にコロナウイルスの影響の大きさを再確認することになりました。

映画の感想は一言では言えませんが、原発推進派も慎重派も関係なく、東日本大震災で起きた出来事として、一人でも多くの方に見ていただきたい映画だと感じました。映画なのでフィクション部分もあるとは思いますが、1F(いちえふ=1Fとは福島第一原子力発電所の通称です)の事故に対する私の持っている情報(ネット、新聞、雑誌などで得た情報です。1Fへ視察に行ったわけではありません)や感想と差異はなく、まったく違和感のない内容でした。「なるほど」と納得する場面や「やっぱり」と確認する場面「そこまでして」という感動の場面が次から次へ展開されました。「ちょっと当時の総理大臣をいじりすぎじゃないかな」と少し感じる場面はありました。

私の心に残った言葉は、佐藤浩市さんが演じる伊崎利夫が「俺たちは何か間違ったのか?」とつぶやく場面と、渡辺謙さんが演じる福島第一の吉田昌郎所長のお別れの会の手紙の中に「最後は伊崎と二人で1Fに残るつもりだった」という言葉です。なぜ、2号機が爆発(格納容器爆発で1号機3号機のような原子炉建屋爆発ではありません)しなかったのかは未だに謎と言われています。もし爆発していればチェルノブイリの10倍の規模の被害が出て、東日本のほとんどが放射能汚染されていたことになります。考えるだけで恐ろしいことになっていたはずです。「命をかけて日本を守った」・・・「事業者だから当たり前だろ」と一言でかたずけることは私にはできません。次の世代に核施設や核のゴミ、汚染水や汚染土を付け回すことはしたくはありませんね。

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