台風一過のその夜、広見自治連合会役員会が開催され、被害状況等の説明がありましたが、連絡所で一晩を過ごした所長は相当お疲れモードの様相で、ちょっと可哀そうでしたよ!
避難所になった市内の公民館全体で59名の方が避難し、広見公民館では3名の方が用意した和室で一晩を過ごし、朝帰宅されたとの報告がありました。
伊勢湾台風を経験した方が多くみえたようです。
役員会の折に、福祉課長をはじめ担当者3名が、災害時要援護者台帳の更新で要援護者一覧、要援護者の個人票、要援護者の住所を示す地図の3点セットを新しいものと交換する作業にきましたが、そこで一部の自治会長から「重要な個人情報を自治会長が保管することに責任を持てない、預かりたくない」との意見がでました。
確かに、仰々しく台帳紛失・情報漏えい時の緊急連絡網なども作られ、預かる自治会長さんや民生委員さんには、大きな負担と責任を負わせることになる皆さんの気持ちはよく分かります。
要援護の側からすると、個人情報どうこう言うより、災害時に助けてもらいたい気持ちの方が強いのも確かなことであり、視点をそちらの方に向けるように制度の見直しをした方がいいのではないでしょうか!
実際、避難訓練にも使用出来ず、災害時限定の台帳を事前にチェックすることすら憚られる台帳の取扱には疑問が残るところです。
制度が始まり1年経ち、安心パートナー(援護者)も8割まで充足していますが、残りの2割は未だパートナーが決まっておらず、もし今回の台風で災害が起こっていればどうなっていたか不安の残るところです。
課長も言っていましたが、こういう台帳のいらない地域作りやふれあい、交流がなされることが理想ではありますが、なかなか難しい問題です。
自治会長と民生委員の方に無理を承知でお願いすることしかないのが現状です。
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